焼肉屋に最適な炭とは?おすすめの「オガ炭」とは?

炭火焼肉

炭を使用する飲食店は多数存在しますが、実際にお客様が直接炭を使用することになる店舗は多くありません。

焼肉屋はその数少ない「お客様が直接炭を使う」飲食店の一つです。

炭を七輪などに入れてお客様の目の前に出すことになるため、安全性には特に気を配らなければいけません。

また、素材の良し悪しだけでなくどのような炭を使用しているかによって焼き上がりに違いが出るので炭選びは売上を左右する要素です。

そこで今回は、焼肉屋で良く使われる炭や、炭選びに重要視したいポイント、おすすめの炭までくわしく解説していきます。

焼肉屋でよく使われる炭

炭には数多くの種類が存在しますが、焼肉屋ではほぼ「オガ炭」が使われます。

オガ炭とはどのような炭なのでしょうか?簡単にご説明していきます!

オガ炭とは?

オガ炭とは、「木材加工の際に出るおがくずを再利用して作られた木炭の一種」です。おがくずを再利用して原料とし、それを炭化させたものがオガ炭になります。

備長炭とオガ炭は製造方法が同じなのでかなり似た性能を持っています。
「炭=備長炭が良い!」といったイメージもありますが、オガ炭のみが持つ特徴もあり、用途やシーンによってはオガ炭の方がメリットが大きいこともあります。

焼肉屋で使われる炭の特徴

焼肉屋ではどのような特徴を持った炭が必要なのでしょうか?詳しく解説していきます。

爆跳(爆ぜること)がなく安全

焼肉屋ではお客様の卓上に炭を置くことになります。

そのため、備長炭に代表される爆跳をおこす炭は怪我などのトラブルを引き起こしてしまうことがあります。爆跳とは、炭が急激に熱せられたときにパンパンっと鳴って、炭が割けたり、はじけたりすることを言います。

爆跳を起こすと炭の破片が飛び散って食材を無駄にしてしまうことも多いので、炭の扱いに慣れていない人も炭をあつかうことになる焼肉屋では爆跳をおこす炭は適していません。

お客様だけでなく、従業員が店内を持ち運ぶことも多いので爆跳がなく安全に使用できる炭を使うのはもっとも重要なポイントです。

簡単にサイズ調節が可能

焼肉屋では、七輪などの小さめの焼き台に炭をいれることになります。そのため、大きすぎる炭・サイズ変更が難しい炭は不向きとなります。

炭は種類により堅さが違います。柔らかめの種類を使用することで誰でも簡単に折ることが可能で、「焼き台に収まらない・・」と困ることのないよう柔らかめの炭がよく使われます。

適度な燃焼時間

代表的な炭の燃焼時間を見てみましょう。

  • 備長炭:8時間程度
  • オガ炭:3~5時間程度
  • 黒炭:1~2時間程度
  • オガライト:1時間程度

1時間~8時間程度と種類によってかなり差がでますが、焼肉屋では3時間前後の燃焼時間を持つ炭が使われることが多いです。

理由は簡単で、お客様の滞在時間が2~3時間程度になることが多いからです。

燃焼時間が短すぎると途中で炭を交換することが必要になり、手間がかかるだけでなく危険も伴います。逆に8時間も火を維持する必要はなく、備長炭を使用するのは無駄なコストとなってしまいます。

上記の中では「オガ炭」、「黒炭」が燃焼時間的に当てはまりますが、黒炭は火力が強すぎる(炎が上がりやすい)ためあまり使われることはありません。

灰が少なく片付けが容易

炭は種類によって燃焼後に出る”灰の量”が変わります。

お客様が回転する度に七輪をキレイにする必要があるので、灰の量が少ないものが好んで使用されます。

「後片付けが間に合わず機会損失してしまう・・」なんてことにならないよう重要視したいポイントのひとつです。

焼肉屋には「オガ炭」がおすすめ!

焼肉屋でもっとも使用されている「オガ炭」ですが、やはり一番おすすめしたいのもオガ炭となります。

理由は簡単で、先ほどご説明した焼肉屋で使う炭に必要な特徴をすべて持ち合わせているからです。

  • 爆跳がなく安全
  • 簡単にサイズ調節が可能
  • 適度な(2~3時間)燃焼時間
  • 灰が少なく後片付けが容易

特に焼肉屋では「爆跳がなく安全」という点は無視できない大きなメリットです。

オガ炭はこれらの特徴に加えて、「火がつきやすい」「価格が安め」といったメリットも有しています。非常に多くの炭を使用するため、コスト面で優秀なのは嬉しいポイントです。

もちろん火力面においてもオガ炭は文句なしです。遠赤外線効果で旨みを閉じ込めつつ柔らかく焼き上げ、香ばしい炭の香りにお客様の満足度もあがること間違いなしです。

質の良いオガ炭を使用することは、売上に直結する要素となります。

炭のことなら「中庄商店」へ

焼肉屋でよく使われる炭「オガ炭」のご紹介や、炭選びの際に重要視したいポイントなどについて解説しました。

オガ炭は焼肉屋の炭に必要な特徴をすべて持っている炭です。

どんな炭を用いてもお肉を焼くことはできますが、爆跳などでトラブルとなってしまうケースもあるので質の良いオガ炭を使うことを強くおすすめします。

まだオガ炭を導入していない方はこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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