焼鳥屋に最適な炭とは?「備長炭」がよく使われる理由を解説!

備長炭を使った焼鳥

「炭を使用する飲食店」と聞いて思い浮かべやすいのが焼鳥屋ではないでしょうか?

焼鳥屋では毎日非常に多くの炭を使用します。しかしながら、焼鳥にはどのような炭でもいいわけではありません。

焼鳥屋では「備長炭」がよく使われます。備長炭を使用することでクオリティ面・オペレーション面において高いレベルを確保できるからです。

そこで今回は備長炭とはどのような炭なのかや、焼鳥屋に備長炭が適している理由などをくわしく解説していきます!

備長炭とは?

備長炭は別名”白炭”とも呼ばれています。

白炭と呼ばれるその名前の由来は備長炭の精錬方法にあります。

備長炭は、土窯で炭化させた木炭を、1200°ほどの温度で焼き上げ、消し粉と呼ばれる土・灰・水で一気に消火します。精錬の際に、炭の表面についた消し粉の灰が白く見えることから”白炭”と呼ばれています。

そのような方法で精錬された備長炭は非常に堅く、長い燃焼時間を持ちます。

また、備長炭を作るには非常に高い技術を必要とするため、数ある炭の中でも高級品とされています。

焼鳥屋で使われる炭の特徴

焼鳥屋で使われる炭はどのような特徴を持っているのでしょうか?一つ一つご紹介していきます。

遠赤外線効果が得られる

遠赤外線効果は旨い焼鳥を焼く上で欠かせない要素です。

遠赤外線効果により「外はカリッと中はジューシー」に焼き上げることができます。そのような焼鳥は多くのお客様を喜ばせ、リピーターになってくれることでしょう。

その最高な食感を作り出すためにはお肉内部を固くさせずに火を通していくことが重要です。遠赤外線で焼き上げることにより、お肉内部を低温に保ちつつ外側をカリッと焼くことができるのです。

遠赤外線を大量に発する炭「備長炭」を使用するのは繁盛店を作るためには必須の要素ともいえるのではないでしょうか。

強い火力

焼鳥は低温でじっくり焼くと旨みが逃げてジューシーさが不足してしまいます。

砂肝など、部位によっては非常に強い火力で焼き上げる必要もあるため、十分な火力を持った炭を使うのは必須です。また、強い火力を持っていても炎が上がりやすい炭だと肉表面が焦げやすくなってしまいます。

そのため、”高い火力を持っているけど炎が上がりにくい”という特徴を持った備長炭は焼鳥に最適な炭だといえます。

燃焼時間が長い

焼鳥屋では半日~1日といった長時間にわたり火を維持する必要があります。

そのため、燃焼時間が長い炭を使うことも大切なことです。以下にそれぞれの炭の一般的な燃焼時間をまとめました。

備長炭:8時間程度
オガ炭:3〜8時間程度
オガライト:1時間程度

燃焼時間が短い炭を使うと、炭を組み直したり足したりする手間が増えたり、急なオーダー時に火力不足で対応できずにトラブルに繋がることも考えられます。

つまり、焼鳥屋で使う炭選びのポイントは「遠赤外線を多く発する」、「火力が強い」、「燃焼時間が長い」、この3点を満たすものを選ぶと良いということになります。

これらの3点を高い水準で満たす炭、それが「備長炭」というわけです。

備長炭が焼鳥屋に適している理由

先ほどご説明した通り、備長炭が焼鳥屋に適している理由は、以下の焼鳥屋の炭選びに重要なポイントをすべて持っているのが備長炭だからです!

・炭の中でもトップレベルの火力
・炭の中でもトップレベルの燃焼時間
・炭の中でもトップレベルの遠赤外線効果

焼鳥屋において備長炭以上に適した炭は存在していません。

備長炭の火力は、空気を入れることで1000°を超えるともいわれています。

高い火力と遠赤外線効果でクオリティの高い焼鳥を提供できるだけでなく、長い燃焼時間でオペレーション負荷の軽減やトラブル防止にも繋がります。

「オガ炭」なども備長炭と似たような特徴を持っていますが、備長炭と比べて炎が上がりやすく「皮」など脂の落ちやすい部位を焼く際には炎上を起こしやすいです。そのため、オガ炭よりも備長炭の方が焼鳥にはおすすめです。

また、オガ炭は燃焼時間といった点においても備長炭にはかないません。オガ炭が3〜5時間程度の燃焼時間なのに対し、備長炭は8時間程度の燃焼時間を持っています。備長炭の場合一度着火してしまうと1日の営業を十分こなすことができます。

さらに備長炭を使うことには+αのメリットも存在します。

香ばしい燻煙がお客様を呼び込む

焼鳥屋といえば特有の香ばしいにおいです。お店の前を通りかかった時にあの良いにおいがするとついつい入店してしまうものです。

焼鳥から出た脂が備長炭に落ちると燻煙へと変化しますが、それが食欲をそそるあの香りとなるわけです。

また、備長炭で焼き上げた焼鳥は炭の香りがうつって美味しさを何倍にもアップさせます。その香ばしさはガスで焼き上げたものとは比べ物になりません。

食べて満足なのはもちろんのこと、お店を通りかかった人や近隣住民への集客効果があるのも備長炭を使用するメリットのひとつです。

炭のことなら「中庄商店」へ

焼鳥屋でよく使われる炭「備長炭」の持つ特徴や、適している理由などについて解説しました。

ご説明した通り、備長炭は「高い火力・長い燃焼時間・抜群の遠赤外線効果」を持った炭焼鳥に最適な炭です。

そのうえ、香ばしいにおいによる集客効果もあり、使用することでお客様満足度アップや売上アップを望むことができます。

まだ備長炭を導入していない方はこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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